超高齢化時代と恒常的な医師不足が続く
少子高齢化がものすごいペースで進み続ける我が国・日本では、医療現場において、また医療を所轄する厚生労働省においても新たな抜本的対策がないものか議論されてきました。
国民の25パーセント以上が65歳より高年齢であるというこの時代、現実を突きつけられた今、多くの問題が噴出していることに私たちは愕然とせざるを得ません。
当然老いれば人は病気をしやすくなってしまいますが、不老不死の薬などこの世には存在しません。
しかし対象となるお年寄りに、長生きしてもらうための医療技術を追求するのも「生命」を司る医学の責務です。
一方、新しく産まれてくる者たち=赤ん坊と一大事業を遂げるお母さんがたにも我が国の医療業界は冷淡に過ぎます。
ただでさえ恒常的な医師不足の現在において、24時間体制で臨まざるを得ない産婦人科医、保険点数が低く手が焼ける上に少子化故、経営が成り立たなくなっている小児科医の二科は、医師の卵たちである研修医から徹底的に敬遠される憂き目に遭っています。
北海道の根室市では100キロメートルほどクルマを走らせなければ分娩できないことになって久しい状況が続いています。
いったい何故このようなことになってしまったのか…私が以前取材したある医学部教授は「産科医も含めた現在の医師不足は、「医療費削減」を図ろうとしてきた厚生労働省による「医師削減政策」の無残な結果なのだ」と訴えました。
「医師が多過ぎるから医療費が高騰する、そう言って国は、一時期急激に医師免許取得を難しくさせ、ブレーキをかけたのです。
へき地等地方に対する医師の適正配置も必要ですが、今進めるべきは「医師増加政策」と「GDP10%までの医療費増加政策」への転換ですよ」と語りました。
立場が違えば、いろんな反論も出てくることとは思います。
このサイトでは現代の医療全般の問題を見据えながら、医師をはじめとした医療に携わる人々の職種の責任などを見つめて説明を重ねていきます。
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